マット購入

今日は通常出社日でした。秋雨前線の影響で雨が降ったりもしましたが、残業後の帰宅時は止んでいたので傘をささずに帰れました。

 

マット コオロギ
退勤時、ハムスター用のパインチップを購入しました。文字通りハムスター飼育時に使用するものですが、昆虫飼育にも使えます。

樹種はマツ中心の針葉樹で、成虫飼育にしか使うことはできません。また、幼虫飼育および産卵用マットとして使うこともできません。

針葉樹は虫が嫌がる成分を出すので、ほとんどの虫が近寄ることはできません。針葉樹特有の香り成分はピネン(化学式C10H16)で、特にヒノキに含まれるヒノキチオールは殺虫剤に使用できるほど、昆虫にとっては猛毒です。

成虫飼育ではほとんどが店舗での成虫販売管理用か、観賞用、成虫管理ぐらいです。マットになった状態でもピネン成分は残っていますが、コバエが寄り付かず、ダニの予防効果があるため、産卵時以外の成虫飼育に使用しています。

今回はコオロギにも使用しましたが、あくまでも♂を採集するまでのつなぎです。それまではマットが切れていたため、ティッシュを湿らせて代用していました。

早く♂を採集しないと…ですね。採集できるのは今のところ24日になりそうです。

今季初のコオロギ

今日もテレワークによる在宅勤務、19時まで残業でした。10月からインボイス制度が始まるのでその影響もありますが。

 

コオロギ♀ コオロギ♀
昨夜の夜間観察では広場にて今季初のコオロギを捕獲しました。コオロギは小学生の頃に捕獲、飼育したことがあり、2019年に35年ぶりに採集してからは毎年秋の風物詩となっています。

小学生の時に採集したのはエンマコオロギです。日本最大種のコオロギで野外でも目立つはずですが、日中は草むらに潜んでいるのか藪漕ぎしないと見つけられません。

今回採集したコオロギはエンマコオロギとは別の種類で、大きさも小さいです。ピンからキリまでいますが、ろくに調べていなかったのでわかりません。

今回採集したのは♀で、お尻から長い管があります。これが産卵管で、土に刺して卵を産みます。

鳴き声を楽しむなら♂を採集すればいいのですが、今はまだ9月。成虫になったばかりで♀はまだ処女の可能性があります。晩秋(11月頃)ならその時に採集した♀はほぼ交尾済です。

2020年にはエンマコオロギの産卵にも成功したので、早く♂を探してあげないとですね。

久しぶりのフィールド

今夜は久しぶりにフィールドに出ました。カブトムシの♀が現在1頭のみ、幼虫から育てたものなので無事に交尾が成立しているかは不安でした。

そこで、今の時期に採集した♀ならほぼ100%交尾済のはずで、野外♀探しも兼ねることにしました。

 

ハラビロカマキリ ハラビロカマキリ
現実は甘くなく、すでに8月も終わりに近づいているため、秋の虫へ主役が交代しつつある頃でした。まずはハラビロカマキリを見つけ、撮影しました。

 

ゲジゲジ
樹液の出ている木を片っ端から見ましたが、カブトムシやクワガタはさっぱりませんでした。ゲジゲジもいて、餌のゴギブリを探しているのかのようでした。ムカデと違い、人に危害を加えることはないようです。

 

カブトムシ♀
ようやくカブトムシの♀を見つけ、撮影後にキープしました。もちろんブリードに使います。

 

コクワガタ♂ コクワガタ♂
都県境を越えて久しぶりに神奈川県側に出ました。こちらも虫は少なく、やっとコクワガタを見つけた程度でした。

コオロギは9月になってからでしょうか、まだ出ていないようです。今年は山道ポイントにまだ行ってないので、週明け以降に行くことにしますか。フィールドが変わるきっかけとなったスジクワガタ発見から5年になるものですね…。

久しぶりのフィールド

明日から10連休です。今年は秋田遠征で16~18日に休暇を取得しているためです。しかしながら台風7号の進路が不確定なためスケジュール調整が難しいです。

今夜は久しぶりにフィールドに出ました。すでに立秋は過ぎています。

 

コクワガタ
前回はカブトムシがいっぱいいたのですが、今夜は全然虫がいませんでした。梅雨明け以降は猛暑続きで雨がほとんど降らず、樹液の出が悪くなったのでしょうか。辛うじてコクワガタを見つけました。

 

コクワガタ コクワガタ
別のポイントでも同様の状況でした。動き回るのでなかなか写真が撮れず、維持と根性で撮影しました。

 

アブラゼミ アブラゼミ アブラゼミ
今夜も都県境は越えず、展望台方向へ足を延ばしました。樹液が出ている木はあるものの、全然虫はいませんでした。

サクラの木にはアブラゼミがいた程度でした。サクラは広葉樹でカブトムシやクワガタの幼虫が朽木を食べることはあっても、樹液はヤニ状に固まるため成虫は食べないようです。

8月も1/3が過ぎ、カブトムシは発生ピークが終わっている筈です。秋に向けて虫相は変わっていくことでしょう。

七夕の夜の主役

やっと花金です。いよいよ来週は2年ぶりの福島遠征です。

シーズン前半もいよいよ終了、今夜は夜間観察に出ました。

 

アカアシオオアオカミキリ
明日はグリーンボランティア活動のため、東側から入ることにしました。最初のポイントでは樹液にアカアシオオアオカミキリが詰まっていました。

 

コクワガタ
遊歩道を進み、木の高いところにコクワガタがいるのを見つけ、撮影しました。道を挟んでカシの木もあるのですが、こちらには全然虫が来ていませんでした。樹液が止まっているようにも見えます。

 

コクワガタ アカアシオオアオカミキリ
コース中盤まで来ると・・・高いところの方にはアカアシオオアオカミキリがおり、コクワガタは順番待ちをしているようでした。

 

アカアシオオアオカミキリ
山頂ポイントもアカアシオオアオカミキリ中心で、七夕の夜の主役といった感じでした。今年はアカアシオオアオカミキリが大発生したのでしょうか。卵から成虫になるまで幼虫期が3年として、休眠期間を加算すれば4年サイクルになります。

もし4年に1度、大発生するとしたら次は2027年、次々回は2031年ということになるのでしょうか。

 

ケシキスイ
少し奥のポイントに行きましたが、樹液にはケシキスイがいるだけでした。

これ以上探しても虫が見つかる見込みがないため、切り上げて帰宅しました。

今宵も・・・

今日は通常出社日でした。雷注意報もあり、夜は涼しかったのでどうするか迷っていましたが、大丈夫そうなので20時45分ごろに夜間観察に出ました。

 

アカアシオオアオカミキリ アカアシオオアオカミキリ
まずは山頂ポイントからです。一昨日同様、アカアシオオアオカミキリだらけでした。たった2日程度では状況はあまり変わっていません。

撮影後は半月前にここで採集したコクワガタ♂を戻しました。

 

アカアシオオアオカミキリ
西へ針路をとり、都県境を越えて神奈川県側に出ました。こちらもアカアシオオアオカミキリ中心でした。

 

アカアシオオアオカミキリ アカアシオオアオカミキリ
奥のポイントでは辛うじてコクワガタを確認できただけでした。雌雄揃っていたのですが、♀が小さくて釣り合わないことから見送りました。

帰りに木を何本か見ましたが、アカアシオオアオカミキリオンリーでした。

 

キチョウ
帰り道に睡眠中のキチョウを見つけて撮影しました。ストロボを焚きましたが、起きずに撮影できました。

アカアシオオアオカミキリばかりで違う虫を見つけられたのが幸いでしょう。

この後は帰路につきました。

灯火採集の成果

今日も蒸し暑い1日でした。2年ぶりの福島遠征まであと2週間となりました。きっぷの手配等、色々と準備もしなければなりません。

17日の灯火採集の報告は本日が最終回です。

 

ホタルガ
ホタルガです。子供の頃に持っていた昆虫図鑑にも載っていたので、なんとなく覚えていました。

 

小甲虫
小甲虫です。専門外なので種類までは分かりません。

 

コガネムシ コガネムシ コガネムシ
コガネムシの一種です。小甲虫が多い最中、比較的大きい方でしょう。カブトムシもコガネムシ科なので同じ仲間に入ります。

 

小甲虫
カミキリムシに似ていますが、全然違う虫のようです。カミキリムシモドキか、ジョウカイボンのどちらかでしょう。

 

カミキリムシ
カミキリムシです。種名は後で調べる前提でしたが、なかなか時間が取れずにいます。この日はクワガタが飛来せず、一番の大物でした。

ノコギリクワガタが発生ピークに向かいつつあり、前回(2022年7月)はカブトムシピークで飛来したことがあることから、来てもおかしくはなかったのですが。東北遠征時でも灯火に飛来することがよくありました。

持参したのは大型ブラックライトのみでしたが、紫外線照射のため暗くても虫を引き寄せる力があるのは驚きました。

21時には終了、撤収して先生と別れ、帰宅しました。

カナブン羽化

昨日のLUMBERJACKレンタルBOXにて、新潟県産オオクワガタ幼虫を収納、正体不明の幼虫の様子も確認しました。

 

?幼虫
正体不明の幼虫は昨年11月に見つけたもので、カブトムシの幼虫に似ているが全体的に小さかったものです。少なくともコガネムシ類の幼虫であることは確信していました。

 

カナブン カナブン
土繭を作っていたので、割ってみると…カナブンが出てきました!

大きさ以外はカブトムシの幼虫にそっくりで見分けがつきませんでした。カブトムシ以外にコガネムシ類の幼虫の種類を採集したその場で判別しろというのは無理な話です。

 

カナブン カナブン
持ち帰り、仕切り付のコバエシャッターミニに収納しました。今は3月なので野外活動は早くて5月のGW以降になるとみられます。

2頭とも♀だったのでブリードに使用するには野外で♂を採集して交尾させるのが望ましいのですが、採集地へ戻すかもしれません。

カブトムシと同じ方法でブリードできますし、夏の昼間には樹液に集まってスズメバチとよく喧嘩しているのを見ているので、見つけやすいのですが…。

5月になったら方向性を決めることとしましょう。

?な幼虫の正体は…?

今日は通常の出社日でした。会社帰りにヨドバシカメラに寄ってヨドバシドットコムにて注文したものを引き取りました。

 

?幼虫
日曜日にカブトムシの幼虫と同時採集した種類不明の幼虫はコバエシャッタータイニーへ投入しました。

採集時の状況からカブトムシの幼虫と食性が似ており、マットと木片を餌にしました。カナブンまたはハナムグリの幼虫であれば背中で歩きますが、採集したものはそのような動作は見られませんでした。

残りは…消去法でいくとコガネムシかコカブトでしょう。ただし、コガネムシの幼虫は植物の根を食べるために根切虫と呼ばれていますが、朽木の下にいました。近くに生垣もあるので、その可能性もないでしょう。

コカブトは幼虫で越冬することは滅多にないそうですが、その珍しいケースの可能性もあります。

どちらにしても成虫まで育てないとわかりません。大きさ的にカブトムシの幼虫でないことは間違いないので…。あ、カブトムシもコガネムシ科でしたね。

カブトムシ幼虫採集

明日は通常出社日です。ヨドバシドットコムにて発注したものがあり、会社帰りに引き取る予定です。

日曜日の午後、前日に引き続いてベンチの劣化状況調査も兼ねてカブトムシの幼虫を探しました。

 

食痕 カブトムシ幼虫
糞混じりの食痕を頼りに掘ったら、またカブトムシの幼虫が出てきました。

 

クワガタ幼虫
ポロっとクワガタ幼虫も出てきたのでキープ。頭の色がやや濃く、大顎の先が少し曲がっています。ヒラタクワガタの可能性もあるので、持ち帰って育てることにしました。

コクワガタとノコギリクワガタの幼虫の違いははっきりしているのですが、ヒラタクワガタは中間的な特徴なので幼虫での判別は難しいです。確実に判別するには成虫まで育てることです。

 

坑道
坑道が彫られていたことから、カブトムシの幼虫が掘ったのは間違いありません。キノコによってセルロースが分解、脆くなるとカブトムシやクワガタが産卵に来るのです。シロアリやカミキリムシなど様々な虫が住処にしているので、劣化するのは自然の流れです。

 

?幼虫
別の枯れ木の下にはコガネムシの仲間らしい幼虫が見つかりました。カブトムシの幼虫にしては小ぶりですし、頭も小さいです。見た目はカブトムシの幼虫そっくりですし、コカブト、カナブン、ハナムグリのいずれかでしょう。これも持ち帰って育てることにしました。

 

カブトムシ幼虫 カブトムシ幼虫
場所を変え、朽ちた枯れ木を起こすとカブトムシの幼虫が見つかりました。この日見つけたのは5頭、たくさん採っても無意味なので、切り上げました。

2日間合計で13頭の幼虫を見つけることができました。今季はカブトムシの産卵に失敗したので野外で見つけるしかありませんでしたが、来季のブリードに使うもの以外は自然からの預かり物としておきましょう。