共食いの跡

今日は週一の出社日でした。明日は燃えるゴミ収集日ですが、餌替えは昨日のうちに済ませておきました。

 


カブトムシやクワガタの他に一昨年からコオロギも飼育しており、今季は昨秋に採集した親からのブリードに成功しました。

小学生の頃から35年ぶりの悲願で、しかもエンマコオロギです。

餌はキュウリやナス、かぼちゃといった野菜と魚粉を中心とした動物性の専用フードです。コオロギは雑食性で、野外では草の他に死んだ虫も食べています。野菜は水分補給、主な栄養は動物性たんぱく質といってもよさそうです。

意外なものとしてニンジンも食べることもわかりました。ニンジンは根菜類なのですが、甘味があるためか、実際に与えると食べていました。

動物質の専用フードも与えていますが、それでも共食いは完全に防げず、食べられた個体の脚パーツも散らばっていました。

2つのケースのうち、1つは♀1頭だけになってしまいました。10月後半になると活動も鈍り、日中中心とはいえ気温が下がってきています。

餌も少なくなり、共食いも増えるのは自然なことでしょうか。いや、野外とは違い、狭い飼育ケース内では起こりえるものです。

11月末までには産卵を終えて成虫は全て死んでしまいます。今年も産卵してくれるのでしょうか。もし産卵していれば来春にF2が産まれますが、そろそろ違う血を入れないとやばそうですねぇ…。

稲城のタマムシ

今日は週一の出社日でした。来週はシルバーウイークなのでやや変装的なパターンになりそうです。23日は木曜日ですが秋分の日で祝日なので前日の22日が出社日です。24日は休暇の同僚に代わって出社と決まっています。

 


今日紹介するパネルはタマムシです。一口にタマムシといっても、様々な種類います。その中で有名なのがヤマトタマムシです。法隆寺の玉虫厨子にも翅が使われているぐらいですが、現在は翅がほとんど抜け落ちてなくなっているそうです。

死後も色あせることなく輝いているので、これほど人々を魅了する虫がいるのでしょうか。美しい外見ながら、幼虫は生木に穿孔し、木を枯らしてしまうことがあります。特にリンゴなどの果樹園では忌み嫌われているそうです。

カブトムシやクワガタ専門で他の虫にはほとんど目もくれないのですが、一度飼育してみたいとはいっても、幼虫が生木に穿孔するタイプなのでブリードはちょっと難しそうです。

30年以上前の高校入学時より雑木林は少なくなっていますが、まとまった自然環境が残っているところでは多様な種類が生息できている証なのでしょう。

トンボ

週明けは太陽が顔を出してのスタートでした。夜にいつもと違うコースで観察に行ったところ、コクワガタが多数見られました。9月になるとコクワガタが多いのは他の虫が少なく、活動しやすいからと考えられます。カブトムシが少なかったのは、他に原因があえうからなのでしょうか。

 


本日紹介するのはトンボです。トンボは1990年夏に同級生が珍種であるマルタンヤンマを採集したことがきっかけで、部活で新たに調査開始した分野です。自分が覚えている限りでは50種類以上が確認されています。

幼虫…ヤゴの時は水中で過ごすので、川や田んぼ、用水路、池沼があるところに数多いです。当然ながら♀は水辺に多く、♂は♀を探して飛び回ることが多いです。

しかしながら、ヤゴの飼育記録は少なく、高校在学中には飼育したことがありません。ヤゴの飼育は卒業後に入部した後輩達が行っていました。

市内には多摩川も流れていますし、特に河川敷には多いほか、公園の池でも繁殖しています。ただし、公園に池があるからといっても、ヤゴの時はオタマジャクシや小魚を食べるので、それらが居ないところでは成長することができません。

また、学校のプールにも産卵することがあり、プール開きの前の清掃で見つかることが多いそうです。

9月中旬頃にプール使用期間が終わっても水を張ったままにしているためで、これら成長したヤゴは何を食べて育ったのでしょうか?考えられるのは蚊も産卵するため、ボウフラを餌にしている可能性もあります。

市内に50種類以上も確認されていることは、それだけ自然が豊かな証ともいえるでしょう。

成長記録-トラフシジミ-

今日は週1の出社日でした。明日は晴れ間が広がり、気温は30度近くまで上がりそうです。今シーズンは秋雨が早く。雨が多かった感じがします。

 


蝶の成長記録パネルの紹介もトラフシジミが最後となりました。教育委員会管理になったとはいえ、スペースの関係で展示されるものは限られています。その年によって厳選されているのです。

トラフシジミの飼育期間は1990年5~7月で、春はウツギの蕾によく産卵します。この年も多分に漏れず、ウツギの蕾に産卵されていたものを採集、幼虫を育てていました。様々な木の蕾に産卵し、卵から孵った幼虫は花や蕾を食べます。

夏はハリエンジュの葉に産卵していたそうですが、やがて卵にカビが生えて死んでしまったので、この後の記録は途切れてしまいました。しかし、それだけ幼虫が広食性を表わしていることになります。

今回展示されていたもので、ウラギンシジミ、ベニシジミ・クロアゲハ、ムラサキシジミ、トラフシジミの5種が1990年にしいくしたもので、この年はそれだけ数多くの蝶を飼育していたことになります。ルリタテハも1990年に初めて飼育していたのですが、全てタテハサムライコマユバチに寄生されてやられたので、カウントされていません。

この後のパネル紹介は後年、教育委員会と共に作ったものとなります。

成長記録-ムラサキシジミ-

今日紹介するのは、ムラサキシジミです。翅の表が紫で、周囲が褐色の帯で縁取られているシジミチョウです。年に3~4回発生し、成虫越冬します。もちろん、晩秋に発生する越冬世代成虫の寿命は数か月と長いです。

 


飼育期間は1990年5月下旬~7月下旬です。幼虫はアラカシ等のブナ科常緑樹の葉を食べますが、学校周辺にはこれらの木がなく、7月上旬まで不明でした。

コナラで幼虫が見つかったことから、常緑樹の少ない場所では落葉樹も食べることが分かりました。

最初に幼虫を見つけた時は市民団体と行動を友にしていたのですが、幼虫探しに夢中になってはぐれ、この後は単独行動になったというおまけがつきました。現在ではよみうりランドより西側が開発されてしまいました。区画整理事業は2024年度までだそうです。

羽化の連続写真は6月中旬に撮影されたもので、アラカシで飼育したものです。同時に初めて羽化の瞬間を見た記念すべき蝶でもあります。

成長記録-ルリタテハー

今日は昨日までの雨がほぼ止み、一時晴れ間が覗きました。午前中はLUMBERJACKレンタルBOX虫メンテに行ってきました

 


今日紹介するのはルリタテハです。瑠璃色の帯が美しいタテハチョウで、成虫越冬します。越冬世代の成虫の寿命は半年近くと長いです。

この蝶は高校入学した1990年の初夏に多くの幼虫を採集したのですが、採集時点でタテハサムライコマユバチに寄生され、1匹残らず蛹にならずに全滅しました。

羽化までいったのは1991年で、自分が卵を採集したものからでした。若齢幼虫も数匹採集はしていましたが、こちらは全滅しました。初齢幼虫で採集してもダメ、この時点で親バチが産卵していたと考えられます。

卵から育てたものだけ無事に羽化まで持っていけましたが、1991年の時点では羽化の瞬間が撮れず、下半分はタテハサムライコマユバチの幼虫が脱出した写真がありました。

したがって、羽化の瞬間は翌年にも卵を採集したものからで、それまでのタテハサムライコマユバチ脱出の写真は「稲城のハチⅢ・寄生バチ」を新しく作って転用しました。

しかしながら、寄生バチの写真は少なく、覚えている限りではタテハサムライコマユバチ、アゲハヒメバチ、オオセイボウです。そのうち、オオセイボウがスズバチの巣から脱出した写真も使われています。

ルリタテハは実質的に高校在学中の3年間で、3年連続飼育した蝶といえるでしょう。

成長記録-オナガアゲハー

今日は秋雨前線の影響でほぼ終日雨でした。そのため、あまり遠出はできませんでした。

 


今日紹介するのはオナガアゲハです。飼育期間は1991年8月~1992年5月です。

この蝶は1991年8月に自分が♀を採集し、産卵させたものです。高校在学中に面倒をよく見て育てた蝶で、得られた卵は4つだけでしたが、翌春までに全て羽化してくれました。やはり愛情なのでしょうか?

山地性なので丘陵地では数少なく、ましてや♀を採集してブリードは難しいと思われました。

特筆すべきなのは、9月上旬頃に蛹になった後、越冬して翌春に羽化する筈が文化祭期間中に半分の2頭が羽化しました。このうち1頭は前日に冷蔵処理はしていなかったですが、かなり羽化直前の状態で、観客の前で羽化したことです。

越冬蛹になるかならないかは、日長が関係すると言われ、同じ条件の筈なのに分かれたのは謎です。一つ考えられるのは、文化祭準備期間中の居残りでしょう。

東京で9月上旬時点での日没時間は18時10分頃。それに対し居残り時間は19時までだったので、照明がついていたことで、まだ日が長いと勘違いした可能性があります。

文化祭期間中に羽化したのは2♀、翌春に羽化したのは1♂1♀で、最終的に羽化したのは1♂3♀でした。せっかく貴重な♀を採集したのですから、わざわざ殺して標本にするのは忍びなく、産卵させるのを選んだあの時の判断は間違っていなかったと、今でも思います。

成長記録-アカタテハー

今日も出社日でした。今後は毎月第2・3営業日も出社日となります。

 


今日紹介するのはアカタテハです。飼育期間は1992年7月下旬~8月下旬で、夏休みの部活動期間に当たります。8月最終週を除いて2、3日おきの活動でした。

この年の9月から第二土曜日に限り学校週5日制が始まりました。それまでは週6で土曜日は半ドンつまり土曜半休でした。1995年度から第二・第四に拡大、2002年度から完全5日制になったので、もはや死語ですね(笑)。

この蝶は自分が高校在学中に卵・幼虫を見つけたものとしては最後となりました。ただ、雌雄の判別が外観ではできず、腹端を調べなくてはならず、成虫の数が少なくてやっと♀を見つけて産卵させようとしても失敗してダメでした。

野外で卵や幼虫を見つける方に切り替え、変なもの?を見つけたのがきっかけでした。変なもの見つけるなと言われても、勝手に見つかるものですねww

それから蛹になるまで育てることになりました。8月下旬になると文化祭準備も本格化し、最終週はほぼ毎日活動だったので、羽化の瞬間を見ることができました。

これ以後は文化祭終了後は冬に向けて虫の活動も減り、部誌づくりもあり、進路活動等で忙しくなったこともあって、新たに卵や幼虫を見つけるものはなくなったので、在学中に幼虫を育てた最後の蝶です。

成長記録-イチモンジチョウー

今日は週一の出社日…第2営業日と重なりました。新しい仕事が追加されたため、第3営業日も出社日となり、明日も出社です。

 


3枚目の紹介はイチモンジチョウです。今回展示された蝶の成長記録で、イチモンジチョウは卒業後に飼育されたものです。卒業後も1997年まではOBとして文化祭に行ってました。1998年以降は文化祭が釜石線の「SL銀河ドリーム号」運転日と重なり、2000年春に廃部となるまで行くことがなくなりました。

1996年春に顧問だった先生が転勤してからは衰退する一方だったのかも知れません。

飼育期間は部誌によると1993年6~7月でした。従って、パネルを作ったのは後輩たちということになります。

ただし、この年は記録的な冷夏で、8月になっても梅雨が明けず、梅雨前線がそのまま秋雨前線になりました。当然、虫たちの生態にも影響があった筈です。

自分が在学していた1990~1993年が全盛期だったように思えてなりません。卒業文集からも、1廃部寸前だったダンス部を復活させたりと、14回生の活躍は凄まじく、それだけ強力な存在だったのです。

卒業後も後輩たちが最後まで支え切ってくれたのはよしとしましょう。

成長記録-ベニシジミ・クロアゲハ-

今日から9月です。ですが、急に涼しくなったので肌寒いスタートとなりました。9月前半は残暑のイメージがあるんですけどね…。

 


2枚目はベニシジミとクロアゲハです。飼育期間は前者が1990年5~6月、後者が1990年6~8月です。両種とも、羽化の瞬間を撮影できなかったため、写真が少なく、このような形になったと思われます。

蝶の羽化の瞬間の写真はほとんどが人為的に羽化の時期をコントロールしています。羽化直前の蛹を冷蔵庫で冷やし、白熱電灯で暖めているのです。

基本的には翌日羽化しそうな蛹を冷蔵するのですが、判断を誤ると冷蔵庫の中で羽化したり、蛹のまま死んでしまうことがあります。

特にクロアゲハは羽化時期が夏休みおよび合宿と重なり、蛹の冷蔵処理ができませんでした。そのため、朝投稿していたら羽化していた…ということになっていました。

高校入学した1990年はカラスアゲハを始め、ナミアゲハ、クロアゲハ、ベニシジミ、キマダラセセリ、トラフシジミ、ムラサキシジミ、ウラギンシジミ、モンキチョウといった9種類の蝶を飼育し、この年の文化祭分だけでも新規にパネルを作る量が多くて大変でした。

今となっては30年以上前の遠い昔の思い出ですね…。