コカブト幼虫

今日は午前中、LUMBERJACKレンタルBOXに行ってきました。

長いこと放置状態だったコカブトの産卵セットを持っていき、割り出しました。

 

産卵セット
割り出し前のセットです。成虫の大きさから、クリアスライダーを使用しています。

 

コカブト幼虫 コカブト幼虫
ケースをひっくり返すと…幼虫が出てきました。コカブト幼虫が複数出てきたのは初めてです。カブトムシの幼虫にそっくりですが、かなり小さいです。

♀親は残念ながら死んでいました。

 

コカブト幼虫
準備中も動きまわり、挙句の果てにはマットへ潜るのもいたため、一時的にケースへ移しました。

 

コカブト幼虫
マットを瓶に詰め、幼虫をそれぞれ1頭ずつ移しました。通常、幼虫は2カ月ほどで成虫になるのですが、まだ幼虫のままなのは驚きです。

採集したのが新潟なので、秋の初めに産まれた幼虫はそのまま冬を越すのでしょうか。山間部ですし、冬は多量に雪が降り積もるので、関東地方以西産と生態が異なっているのかもしれません。

幼虫を入れた飼育瓶は持ち帰らず、レンタルBOXに収納しました。このまま来春までには成虫になるのでしょうか。

朝食

今日で8月は終わり、明日から9月です。今夏は異常気象で不完全燃焼に終わった気がします…。あ、9月23日は虫屋の同窓会ことインセクトフェアがあります。

新潟遠征の報告はあと、1~2回で完結しそうです。早ければ来週から秋田遠征の報告となります。

 

朝食 朝食
7時30分から朝食時間です。旅館によくある和食スタイルの朝食です。

 

朝食
朝食のメインは焼き魚でしょう。焼き鮭にたらこ、きんぴらごぼうです。もちろん全て残さず、完食しました。

 

コカブト♀
唯一の成果だったコカブトの♀です。前夜に友人から戴いたWDのオオクワガタ♀3頭もお持ち帰りです。後に友人から聞いた話だと、普通種さえも少なかったそうです。6月の猛暑を挟んで梅雨が続いていたので天気がおかしかったともいえます。

十日町駅まで車で30分。帰りの新幹線に乗るには10時21分の電車に乗らなければなりません。9時45分ごろには送迎バスで宿を出るため、部屋に戻った後は帰りの準備等を始めました。

2022年新潟遠征【3】:灯火採集

やっと花金です。いよいよ秋田遠征が明後日に迫ってきました。田沢湖の天気予報は28日が雨のち晴れ、29日は晴れの予報です。

採集条件は一見よいように見えますが、夜間の気温が微妙な感じです。最低でも18度あれば灯火採集には向きますが、それ以下に下がると採集数が減ります。2019年7月の福島遠征がそうで、終了時には15度台まで下がりました。

 

ノコギリクワガタ死骸 コクワガタ死骸
日が完全に落ち、夜の帳が下りた時点で採集に行こうと思った途端…雨が降ってきました。にわか雨のようですが、雨が止みかけたタイミングで採集することにしました。

友人から聞いたところ、条例等で禁止している自治体ではないため、灯火トラップは可能なのですが、今回は宿へ送っていないので、外灯巡りだけです。ただし、保養センターは条例で禁止されている自治体にあるため、灯火トラップ採集はできず、必然的に外灯巡りだけとなります。

宿から歩ける範囲内であらゆる外灯を見回りましたが、蛾すら来ておらず、全然虫がいません。LED化は進んでいないのですが、後に友人から聞いた話だと今年は梅雨明けが異常に早かった影響もあるそうです。

コクワガタやノコギリクワガタの頭部パーツが落ちていたので、ここにきている証ということで拾いました。

 

コカブト
やっと見つけたのはコカブトの♀1頭だけでした。コカブトはあまり飛ぶことがなく、徒歩移動することも多いので、LEDになっていようが関係なさそうです。

22時過ぎに友人と合流、採集されたオオクワガタの♀を戴いた後は宿の門限の関係もあり、部屋に戻りました。

整理等をしてから2回目の温泉に入り、0時過ぎには就寝しました。

新潟産コカブト産卵セット

8月初日は酷暑スタートとなりました。明日は40度近くになる予想もあるそうです。8月前半までは猛暑の日が多く、近年ではカブトムシの産卵セットは暑さが少し和らぐ処暑前後にすることが多くなっています。

 

産卵セット 産卵セット
テレワーク業務終了後、屋外飼育個体の餌ゼリー交換をしました。同時に新潟県産コカブトの産卵セットをしました。

基本的にはカブトムシと同じです。新潟遠征で唯一採れた個体ですし、野外採集した♀はほとんどが交尾済の筈ですから、産卵してくれることを祈るだけです。

幼虫の成長スピードの速さを勘案すると、地元産のは蛹になっている可能性があります。幼虫で割り出すとしたら、3週間~1か月ぐらいが妥当でしょうか。

数年前にコカブトの♀を採集し、産卵セットしたらさあ、取り出すぞとタイミングが遅かったために変態を終え、羽化していました。一度も幼虫と対面することなく、放置当然で産卵を知らずに育てたことになります。

この反省から適切なタイミングで取り出し、成虫を隔離することで複数匹の幼虫を得られるかがカギとなりそうです。

今回唯一のコカブト

1泊2日の新潟遠征から帰ってきました。

 

コカブト♀
今回の新潟遠征は友人おすすめの宿に泊まりましたが、湯沢泊だった前回(2020年9月)と違い、成果はほとんど上げられませんでした。

外灯巡りでしたが、LEDになったものとそうでないのが半々、湿度もそこそこだったのですが、蛾を除いて虫があまり飛んでいませんでした。普通種すらもいませんでした。

唯一採集できたのがコカブトの♀でした。全国的に数が少なく、灯火にも樹液にも集まらないので採集は困難を極めます。近所のフィールドでも滅多に採集できないので、ある意味レアでしょう。

友人からは野外採集済のオオクワガタ♀を3頭いただいたので、せめてのものの救いでしょう。第7波ともいえる感染拡大で、ワクチンを3回打ったとはいえ安心はできません。ワクチン接種後日数が経つと予防効果は薄れてしまいますが、2日に接種してからまだ20日あまりしか経っていません。

今年は梅雨期間中の降水量が少なく、戻り梅雨の降水量が多いので昆虫たちも混乱しているのかも知れません。リベンジできるのはいつになるでしょうか。

コカブト産卵セット

やっと花金です。風が台風並みに強く、夜に観察へでたものの、あまり虫はいませんでした。特に飛翔性の強い虫は強風の日には飛ばない訳です。

健康保険組合からけんぽ保養センターの利用通知書が届きました。これにて正式に7月20日の宿泊が確定しました。転職前の会社が加入している健康保険組合の保養センターは箱根と静岡県の伊豆でした。箱根だとミヤマクワガタはいるでしょうが、オオクワガタはいません。

東北地方での採集を重視していたため、眼中にはなかったです(^^ゞ 今の会社に転職後、けんぽ保養センターが新潟しかも多産地近くとは運命のめぐりあわせでしょうか(笑)。ただし、条例でライトトラップが禁止された市内なので、ライトトラップはできません。

 

産卵セット
数日前にコカブトの産卵セットをしました。これに先駆け、数日前からマットのガス抜きを行っていました。

昨シーズン、カブトムシがあまり産卵しなかったのは、残存ガスの可能性があります。

 

産卵セット 産卵セット
産卵セットは基本的にカブトムシとほぼ同じです。成虫のサイズが小さいので、転倒防止材代わりに樹皮を敷き詰めました。

餌ゼリーをセットし、成虫を放しました。ただし、コカブトの成長スピードは早く、産卵してから2か月で成虫になります。産卵したか割り出すにはタイミングが重要になりそうです。

コカブト発見の瞬間

シルバーウイーク前半3連休の中日は台風一過で晴れて暑い1日でした。午後、近所のフィールドへ行ったら、山道の路面コンディションはだいぶ回復し、昼間は問題ないのですが、夜間はまだ危険が伴いそう…ということで見送りました。

 


15日の夜間観察時の写真になりますが、左写真がコクワガタ、右写真がコカブトです。9月になると樹液が涸れ始め、出ていても発酵しなくなります。

カブトムシがこの時期にほとんど死亡するのは飢え死にが大半ですが、発酵臭によって餌の樹液を探していると考えられます。

一般にクヌギとコナラは樹液を出す木として知られていますが、樹液の出し方も質も全く違います。クヌギはコルク質が厚く、樹液もよく発酵してアルコール臭もします。真夏の気温が高い時期は発酵が進み過ぎて泡を吹くこともあります。

それに対し、コナラは水っぽくてサラッとした樹液を少しだけ出します。このように木の種類によって違うのです。カブトムシがよく好むのはクヌギが多く、河川敷での柳の場合は自分で傷をつけて染み出る樹液をなめているようです。

飼育下で秋になっても長生きすることが多いのも、餌に起因するといってもよいでしょう。

コカブトは寿命が長いだけでなく、肉食性というところもありますが、食性の違いから樹液が出ている・出ていないは関係なさそうにみえます。

樹液にも灯火にもあまり来ないうえに少ないので、偶然にしか見つける手立てはないですが、ブリードが目的ならば♀が見使っただけでラッキーともいえるでしょう。

コカブト実証開始、しかし…

明日からシルバーウイークです。しかし、初日は大雨でのスタートになりそうです。秋の大型連休を「シルバーウイーク」と呼ぶことがあるのは、敬老の日があるからでしょう。

2003年の祝日法改正で敬老の日が9月15日から9月第3月曜日になり、配列によっては秋分の日と同じ週になることがあります。また、年によっては4連休または5連休になることもあり、2009年と2015年が国民の休日を挟んで5連休、昨年は敬老の日と秋分の日が並んで4連休となりました。

次回5連休は2026年、4連休は2048年になる見通しです。毎年連休にならない稀少性から「プラチナウイーク」または「白金週間」と呼ばれることがあるそうです。

 


先日採集したコカブトは肉食傾向が強いことから、魚肉ソーセージをゼリーの上に載せてみて、食べるかどうか実証してみることにしました。

生きた昆虫を食べることもあれば、死んだ他の虫を食べることもあるそうです。カマキリの場合は生きた虫しか食べませんが…。

クワガタ用の高蛋白ゼリーに限らず、餌ゼリーを作る際に使われているゼラチンは動物の皮や骨が原料で、コラーゲンが含まれている筈です。それなら、高蛋白ゼリーだけでも大丈夫そうですが、動物質の餌も必要か?その一環として魚肉ソーセージを与えてみることにしました。

他には牛脂、鶏の皮、魚粉を中心としたスズムシ・コオロギ用フードも候補に挙がっています。

たまたま餌を食べるところに出くわしましたが、ゼリーだけで魚肉ソーセージには手?をつけていない感じでした。まだ初日ですし、しばらくは様子見です。

3年ぶりのコカブト

今日はGF(仮)での部活対抗戦第2試合が終了した後。近所のフィールドへ観察に行きました。シーズンは終盤戦、10月上旬の夜間観察終了まであと半月余りです。

夜間観察シーズン終了判断は10月10日前後で、この後は日中のみに移行、11月の完全終了を迎えます。11月の完全終了判断は例年通り、暖房が点き始める頃です。

 


今夜の観察ではコカブトの♀を発見しました!令和改元と同時のフィールド変更後初めてで、2018年7月以来3年ぶりです。

しかも♀だったので嬉しいです。なぜなら、♀がいればブリードに使えるからです。コカブトの雌雄判別は胸の凹みで、凹みが大きいのが♂、あまりないのが♀です。また、コカブトには♀にも小さい角があります。

一般的にカブトムシは♂に角がある、♀にはないとされていますが、それは中~大型種であり、小型種には小さいながら雌雄ともに角がある場合があります。

小さいけど、これでも立派なカブトムシですし、成虫の寿命も長く越冬します。今年は時期柄難しいでしょうが、越冬させて来春に産ませる方が無難でしょうね。

2日目の灯火採集

今日、ヤフオクに出品し落札された福島産ノコギリクワガタ幼虫が旅立って行きました。50頭中40頭で、残ったのは10頭だけです。

明日にはAmazonで発注したものが届きますし、未知の領域へ踏み入れつつある感じがします。

 


※ミヤマクワガタ♀

夕食後は灯火採集です。前日と違い、広場でのイベントがなく、ライバルもほとんどいません。まずはミヤマクワガタの♀を見つけました。

 


※アカアシクワガタ♀

続いてアカアシクワガタの♀を採集しました。これで、アカアシクワガタは前日の♂と合わせてペアが揃いました。

 


※ウスバカミキリ

スキー場の上に明かりがあるのを見つけ、そこへ行ってみることにしました。ウスバカミキリを見つけ、撮影後に採集しようとしたら落ちてしまいました。落ちたところが草むらだったので、見つけられませんでした。

 


※ミヤマクワガタ♀

再び温泉郷周辺を捜索すると、1匹のクワガタ♀がひっくり返ってじたばたしているではありませんか?脚のすねに黄色紋があるので、ミヤマクワガタの♀と分かりました。撮影してから採集しました。

 


※カブトムシ♂

捜索を終え、宿方面へ来た道を歩くと、カブトムシが歩いているのを見つけました。撮影後に採集しましたが、♂だけなのでブリードの対象外とし、標本にするために毒ビンに入れました。

民宿の門限まで時間がまだあるので、道の駅も調べることにしました。こちらではトウホククロオサムシとコカブトを見つけたのみでした。

22時近くになったので、切り上げて宿に戻りました。

 


※採集成果

この日はクワガタだけでも

ミヤマクワガタ4♀
コクワガタ1♀
アカアシクワガタ2♀
スジクワガタ1♂

の合計8頭も採集できました。