2泊3日の福島遠征を終えて16時前に帰ってきました。帰りは2年ぶりに野岩鉄道⇒東武線を利用しました。
2年前と変わったのは帰りに乗った「リバティ会津」が夜の上り1本を除いて男鹿高原駅通過になりました。降りても何もないところですし(^^;

GF(仮)では4月に新登場した4人のガールのトップを切って、月隈林子のカードが初登場しました。本当は主人公の従妹にあたる奈木野さくらのカードが欲しいですが、心待ちにするしかありません。
彼女の男嫌いの性格を反映し、昨年のインセクトフェアにて情報料の名目として買った青森産オオクワガタの♀に名前を付けています。
情報料の名目としたのは採集ラベルからどこで採れたか詳細なデータが書いてあったためです。そのため、生体を買ったことにはなりません。電車も事故車の代替新造をする際、修理名目とする場合があるので、似たようなものですが。

今年の福島遠征では4年連続オオクワガタ自力採集はかないませんでした。採集記録が途切れてしまいました…。が、13日夜は友人と区画が隣同士で見つけた時に呼んでくれ、写真を撮らせて貰いましたので、観察だけは途切れることはなくなりました。
初日の夜は採集区画が別でしたが、オオクワガタ2♀とヒメオオクワガタ1♀が採れたそうです。このうち、オオクワガタ♀は2頭のうち1頭を譲って貰いました。
左前脚のふ節がなくなっていますが、産卵に影響はありません。名前はGF(仮)のガールの他、福島らしい名前も候補に考案・選定しておきましょう。ただし、白水六花は九州からの転校生なので九州産を採集しない限り使えません。もっともオオクワガタの採集自体が難しいですが。

ヒメオオクワガタの♀です。オオクワガタの♀に似ていますが、胸の形が違います。細枝に掴まるため、脚が長いのが特徴です。
ブリードは超難しく、友人は成功したことがなく、自分は過去に1度だけ成功しましたが満足のいく結果は得られていません。そのため、託された格好ともいえるでしょう。
産卵材は堅めのカワラ材を使用し、クヌギはNG・ナラ材はぎりぎりOK(生息地にクヌギが自生していないため)、水分は多めで加水後に水切りはしない、幼虫飼育はヒラタケ菌糸ではNG、カワラ菌糸を使う等、色々癖があります。
時期的に越冬成虫なので産卵に使える筈です(8~9月発生ものは新成虫が多い)。

今回の遠征前、お土産に新潟県内の有名採集地で採集してくれたオオクワガタのトリオです。1♂2♀で、市条例によりライトトラップのワット数が30Wに制限されているところなので、外灯巡りで採集したとのことです。
青森ではライトトラップでの採集場所やワット数に制限がないのですが、十和田湖が国立公園なので特別保護地区(奥入瀬渓流)にライトを向けてはならないため、注意が必要です。
新潟は6年前の2014年に先生たちと合宿に行きましたが、採集できなかったのでリベンジしたいです。。

採集時のメモです。どの種類が何匹飛来したか書いており、特にミヤマクワガタが12♂10♀と群を抜いています。反対にノコギリクワガタは1♂2♀で少なかったことから、ミヤマクワガタが圧倒的に多いことを表しています。
ミヤマクワガタが多いところではノコギリクワガタは少なく、ノコギリクワガタが多いところではミヤマクワガタはあまりいないことが言えるかもしれませんが、青森の時はノコギリクワガタがやや優勢ながら共存しています。
地球温暖化が進めば、ノコギリクワガタが高山進出してミヤマクワガタがより高地へ追いやられ減少してしまうかもしれません。環境の指標昆虫でもあり、遠征の回数を重ねて記録すれば、ちょっとした資料が出来上がりますし、やがてはその意味を成してくことになります。