越冬準備:2

今日も出社日、残業なしでした。「プレバト‼」が終わった後、虫たちの冬眠準備をしました。

 

コカブト
まずはコカブトです。カブトムシは1年間の寿命しかなく、成虫期間は平均でもわずか2~3カ月しかありません。ところが、コカブトは成虫の寿命が長く、成虫越冬までするのです。寿命も2~3年あるようで、カブトムシに比べたら長生きです。

今年は近所のフィールドで採集しましたが、ブリードに使用しなかったので来春とし、同居越冬させることで交尾の成功率を挙げることにしました。

 

オオクワガタ オオクワガタ
続いて青森県産オオクワガタです。こぼした餌ゼリーでマットが汚れてきています。そこで冬眠用のケースへ移し、来春の交尾成功率を上げるために同居越冬としました。

羽化後3カ月は経過しているとみて、越冬中に性成熟することを見込んでいます。オオクワガタの性成熟期間は羽化後6カ月ぐらいなのですが、初夏に羽化した場合6か月後は晩秋~初冬です。もちろん気温が低く活動できる筈はないので、冬眠することになります。

来春、お目覚めは早めにしないと♂による♀殺しが発生しかねないので、3月前半に一旦引き離せるかがポイントでしょう。

越冬準備

今日も出社日でした。今週はあと2日、来週11日(月)には休暇取得を考えています。

本来なら11月後半までに済ませるべきものが遅れています。11月頭の暖かさが響いたのでしょう。温暖化の影響もありますが…。

 

コクワガタ
まずは地元フィールド産のコクワガタです。♀は羽化新成虫、♂は野外採集品です。交尾・産卵は来春以降となるため、越冬させる必要があります。

材割採集時に羽化新成虫が見つかることがありますが、羽化時期は秋でしょう。初夏に羽化したものは1カ月ぐらいで活動開始すると思われます。

 

オオクワガタ
続いて福島県産オオクワガタです。羽化新成虫で、冬眠中に同居させると来春以降の交尾成功率が上がるそうです。成熟に時間はかかりますが、冬眠に入る頃は最低でも3カ月過ぎているので、♀からフェロモンが出始める筈です。

そのため、持ち帰り時は仕切り付ケースに入れていましたが、マットが汚れてきたのでこの機会に移すことにしました。

室内と屋外で温度差が大きいため、屋外バルコニーに出すのは明朝です。無事に越冬してくれるでしょうか。

菌糸詰め

今日は午後、LUMBERJACKレンタルBOX虫メンテに行ってきました。

 

菌糸ブロック 菌糸瓶
まずは瓶を洗った後、階下の店舗で菌糸ブロックとフィルターを買いました。

ブロックをほぐす前にアルコール消毒、揮発時間を利用してブロックをほぐしました。袋のまま、上からほぐすだけで簡単です。こうすれば手も菌糸ブロックも汚すことなく、雑菌も入れることもありません。

500㏄瓶7本で、コクワガタ幼虫の残数とぴったりです。再生期間をおくことで来週には幼虫投入です。

コクワガタは名前が「コ」でも小型種ではなく、スジクワガタやルリクワガタ類、マメクワガタ類等本種より小型種も多いので、どちらかといえば中型種ですし、大きいものだと50mmを超えることがあります。

ですが、菌糸瓶を使っても50mmを超えることは難しく、今のところは2020年に羽化した52.1mmだけです。800㏄菌糸瓶を使って作出できましたが、1回交換すればその分多くの菌糸を食べられるので大型化は可能かもしれません。

もう一工夫するしかないですが、そこが飼育の醍醐味でしょうね。

コクワガタ幼虫菌床投入

今日は午前中、LUMBERJACKレンタルBOX虫メンテに行ってきました。

 

菌糸瓶
先週に詰めた菌糸瓶は菌糸が回っており、白くなっていました。もちろん、埋め込んだ材の破片は見えません。

 

コクワガタ幼虫 コクワガタ幼虫
幼虫を投入しました。今回はもちろん、コクワガタです。

コクワガタはオオクワガタと幼虫の食性が大変よく似ているため、菌糸瓶で比較的大きくなりやすいです。アカアシクワガタも同様で、40mm台後半の♂成虫はもちろん、50mmオーバーも可です。

ですが、今回投入したのは6頭で、全13頭のうち半数にも満たないです。来週、新たな菌糸瓶を作る必要があります。

しかしながら、1回も菌糸瓶交換することなく、羽化することがよくあります。採集地は福島県なのですが、オオクワガタと違って冬に加温飼育しても寒さを経験することなく羽化することが多いです。菌糸瓶で大きく育てることができる反面、幼虫期間を延ばすのが難しそうです。

今回投入した幼虫は♀が多い気がします。来週に菌糸瓶を作っても菌糸の再生期間から最低でも2週間後になりそうです。

冬眠準備

週明けスタート、今週は祝日があるので実働日は4日です。4年前の令和改元で天皇誕生日が12月23日から2月23日に移ったため、11月23日が1年で最後の祝日です。

 

飼育ケース 飼育ケース
餌交換時に福島県産コクワガタの冬眠準備をしました。同時に7月の遠征で採集した♀を♂と同居させました。同居越冬させた方が交尾成功率が高まるようです。

“鮎の友釣り作戦”を実行したら♀が5頭も来るとは思わなかったですが。本当はオオクワガタ飛来を期待していましたが。

コクワガタが灯火に飛来すると、オオクワガタが続いて飛来することが多いと言われていますが、実際に来たのは2例だけです。リーチばかりかかってなかなかBINGO!にはならないですね。それでもリーチがあったのは確かです。

昼間はまだ暖房いらずで暖かいですが、日没後は急激に冷えています。なので、屋外バルコニーに出すのは明日の朝ぐらいになるでしょう。室温と外気温の差が小さいうちに出した方がよいことは過去の経験で分かっていますので。

菌糸詰め

明日は午後、立川へ四季島撮影に行くので、今日の午後にLUMBERJACKレンタルBOX虫メンテに行ってきました。

福島県産コクワガタの持ち帰り準備後、階下の店舗で菌糸ブロックを買いました。

 

菌糸ブロック 菌糸瓶
菌糸ブロックをほぐし、瓶詰めしました。500㏄6本と800㏄1本です。今回は木片を埋めてみました。

500㏄の方はコクワガタ、800㏄はオオクワガタ用です。昔はオオクワガタ以外の虫に菌糸瓶は不向きとされていましたが、コクワガタ、アカアシクワガタにも使用可能なことが分かり、ノコギリクワガタやヒラタクワガタ等、一部の根食い系もOKです。ただし、ノコギリクワガタは発酵マットの方が良い結果が得られるようです。

過去にはコクワガタで52.1mmを出したので、性別判定や交換タイミングを間違わなければ不可能ではなさそうです。50mmオーバーを出した時は800㏄菌糸瓶でした。

菌糸瓶交換時に800㏄を使ってもあまり食べないうちに蛹化してしまうことが多いので、再び50mmオーバーを出すなら何らかのテクが求められそうです。オオクワガタと違って幼虫期間を延ばすことは難しそうです。

樹脂製餌台

今日は通常出社日、明日も出社です。しかしながらネタがありません…週末は山手線が渋谷駅工事で運休が発生するのですが、出社または退社時の新宿駅でお知らせ撮るのを忘れていました。

 

餌台
そろそろクワガタ達が冬眠に入る時期なのですが、少し前にダイソーで便利アイテムを見つけたので紹介したいと思います。

飼育時、大抵は餌ゼリーを餌台にセットしますが、木製と樹脂製があります。前者は朽木または生木からで、朽木ベースものは産卵木代わりになることもあります。また、使い終わった後は幼虫の餌にもなったりするので、ゴミにはならず一石三鳥です。

生木ベースは耐久性があり、洗って再利用することができます。使い方によっては複数年間使えますが、霧吹き加湿をくり返すたびに水分を含み、耐久性が落ちていつかは朽ちることもあります。

前置きが長くなりましたが、ダイソーで樹脂製の餌台を見つけ、数個買いました。切り株を模しており、18gの浅型ゼリーをセットできます。

どちらかというと餌台は樹脂製をお勧めしたいと考えています。樹脂製だと腐らないですし、洗って繰り返し使えるので衛生的です。毎年飼育用品に新製品が出ますが、本当に使えて翌年まで残るものは少ないので、見極めが肝心ですね。

冬支度

今日は雲優勢で寒い1日でした。明日と明後日は出社です。

 

ケース
テレワーク業務終了後、屋外バルコニーからプラケースを引き上げました。洗浄後、消毒を兼ねて天日(?)干ししていました。引き上げ後は更にアルコールのウェットティシュで拭きました。

冬眠時以外、活動している期間は糞尿でケースが汚れがちです。飼育マットも同様で、できれば2週間に一度は交換したいですが、予備が少ないのでそうもいかないところです。夏季は成虫の飼育数がピークに達するためです。

予備を多めに確保すればいいですが、無駄を少なくするため、最小限に留まっています。

本来なら11月後半までに冬眠準備をし、屋外バルコニーに出すのですが、今年は秋が短く急に冬になった感じです。今年最後の3連休は季節外れの暖かさでした。

成虫で複数年生きる虫は冬に加温させて季節ボケさせるよりも自然の流れに沿って冬眠させた方が長生きする傾向にあるようです。また、冬眠には何らかの自然治癒力があるようです。

今度の週末からいよいよ越冬準備です。本当は11月中旬までに済ませるのがいいのですが。

福島県産コクワガタ割り出し・2回目

3連休最終日も季節外れの厚さでした。午前中、LUMBERJACKレンタルBOX虫メンテに行ってきました。帰りの途中で自転車がパンクし、自転車屋に修理依頼しましたが、タイヤ交換のため7,000円近い出費となり正直痛かったです。

 

産卵セット
店舗到着後、先週の続きで福島県産コクワガタ幼虫を取りだしました。幼虫は全てマットの中で産卵木はほとんど原型をとどめていません。芯に近く硬くて利用できない部位は捨てて、残った材の破片は再利用しました。

 

割り出し結果 割り出し結果
今回取り出した幼虫は9頭で、先週分と合わせると13頭です。これからは菌糸瓶の準備もあります。

菌糸瓶を使えば50mmオーバーも可能でしょう。しかしながら菌糸瓶を使っても難しいです。過去に1度だけ50mmオーバーがでましたが52.1mm、ビークワギネスには届いていません。

少なくとも60mmまでは可能でしょうが、低温飼育で幼虫期間を延ばす等(通常10~12カ月を12~15カ月)のテクが求められそうです。

福島産コクワガタ幼虫割り出し、しかし…

今日は午前中、LUMBERJACKレンタルBOX虫メンテに行ってきました。

 

産卵セット 産卵木
店舗に到着後、福島県産コクワガタの割り出しをしました。♀親の死亡後、しばらくは放置状態でしたが幼虫が見えるようになったため、取り出すことにしました。

産卵木はぼろぼろになっていました。孵化した幼虫が食ったためです。

 

割出
産卵木を飛び出たのかマットにも産みつけられたのか定かではありませんが、マットに多くの幼虫が見受けられました。コクワガタは材産みでマットには産まないため未発酵の朽木マットで材を半分埋めるスタイルでセットしていました。

朽木と思ってマットにも産んだ可能性はあります。産卵木に坑道を掘って産むようなので孵化した幼虫がマットにも出た可能性もありえます。

13頭の幼虫を確認、このうちプリンカップに移せたのは4頭だけです。カップが不足しているので、残った9頭は元のケースに戻しました。来週までにダイソーで買って補充、分離飼育に移行しますが、菌糸瓶も新しく作る必要があります。