稲城のタマムシ

今日は週一の出社日でした。来週はシルバーウイークなのでやや変装的なパターンになりそうです。23日は木曜日ですが秋分の日で祝日なので前日の22日が出社日です。24日は休暇の同僚に代わって出社と決まっています。

 


今日紹介するパネルはタマムシです。一口にタマムシといっても、様々な種類います。その中で有名なのがヤマトタマムシです。法隆寺の玉虫厨子にも翅が使われているぐらいですが、現在は翅がほとんど抜け落ちてなくなっているそうです。

死後も色あせることなく輝いているので、これほど人々を魅了する虫がいるのでしょうか。美しい外見ながら、幼虫は生木に穿孔し、木を枯らしてしまうことがあります。特にリンゴなどの果樹園では忌み嫌われているそうです。

カブトムシやクワガタ専門で他の虫にはほとんど目もくれないのですが、一度飼育してみたいとはいっても、幼虫が生木に穿孔するタイプなのでブリードはちょっと難しそうです。

30年以上前の高校入学時より雑木林は少なくなっていますが、まとまった自然環境が残っているところでは多様な種類が生息できている証なのでしょう。

3年ぶりのコカブト

今日はGF(仮)での部活対抗戦第2試合が終了した後。近所のフィールドへ観察に行きました。シーズンは終盤戦、10月上旬の夜間観察終了まであと半月余りです。

夜間観察シーズン終了判断は10月10日前後で、この後は日中のみに移行、11月の完全終了を迎えます。11月の完全終了判断は例年通り、暖房が点き始める頃です。

 


今夜の観察ではコカブトの♀を発見しました!令和改元と同時のフィールド変更後初めてで、2018年7月以来3年ぶりです。

しかも♀だったので嬉しいです。なぜなら、♀がいればブリードに使えるからです。コカブトの雌雄判別は胸の凹みで、凹みが大きいのが♂、あまりないのが♀です。また、コカブトには♀にも小さい角があります。

一般的にカブトムシは♂に角がある、♀にはないとされていますが、それは中~大型種であり、小型種には小さいながら雌雄ともに角がある場合があります。

小さいけど、これでも立派なカブトムシですし、成虫の寿命も長く越冬します。今年は時期柄難しいでしょうが、越冬させて来春に産ませる方が無難でしょうね。

アカボシゴマダラ

今日もテレワークでしたが、午後から会社側のサーバートラブル発生で接続が不安定になり、支障がでました。サーバートラブルの場合、サーバー管理者でないと対応ができません。

 


今日紹介するのはアカボシゴマダラです。ゴマダラチョウとの違いは後翅に赤紋があることです。

日本には奄美大島にしかいませんが、1998年頃から神奈川県で見つかり、稲城市では2006年頃から見かけるようになりました。

原因は人為的によるもので、心無い蝶の愛好家が中国から持ち込んで放したものです。2018年1月15日付けで特定外来生物に指定され、飼育および繁殖は禁止となりました。ただし、禁止となったのは中国産で、奄美大島産は飼育可能です。

成虫を駆除するなら、一目でわかりますが、幼虫の場合は在来種のゴマダラチョウとよく似ているので、特徴などを伝える必要があります。

一般にオオムラサキとゴマダラチョウの幼虫を見分けるには、背中の突起の数で、前者が4対、後者が3対です。しかしながら、アカボシゴマダラの幼虫も背中の突起が3対なので、幼虫駆除の場合は違いを理解しないと、在来種を巻き添えにする可能性もあります。

幸い、韓国から人為的に持ち込まれたホソオチョウは現在のところ、確認されていません。パネル制作当時、特定外来生物指定の件で情報提供しましたが、地道に啓発活動を行うしかないでしょうね。

トンボ

週明けは太陽が顔を出してのスタートでした。夜にいつもと違うコースで観察に行ったところ、コクワガタが多数見られました。9月になるとコクワガタが多いのは他の虫が少なく、活動しやすいからと考えられます。カブトムシが少なかったのは、他に原因があえうからなのでしょうか。

 


本日紹介するのはトンボです。トンボは1990年夏に同級生が珍種であるマルタンヤンマを採集したことがきっかけで、部活で新たに調査開始した分野です。自分が覚えている限りでは50種類以上が確認されています。

幼虫…ヤゴの時は水中で過ごすので、川や田んぼ、用水路、池沼があるところに数多いです。当然ながら♀は水辺に多く、♂は♀を探して飛び回ることが多いです。

しかしながら、ヤゴの飼育記録は少なく、高校在学中には飼育したことがありません。ヤゴの飼育は卒業後に入部した後輩達が行っていました。

市内には多摩川も流れていますし、特に河川敷には多いほか、公園の池でも繁殖しています。ただし、公園に池があるからといっても、ヤゴの時はオタマジャクシや小魚を食べるので、それらが居ないところでは成長することができません。

また、学校のプールにも産卵することがあり、プール開きの前の清掃で見つかることが多いそうです。

9月中旬頃にプール使用期間が終わっても水を張ったままにしているためで、これら成長したヤゴは何を食べて育ったのでしょうか?考えられるのは蚊も産卵するため、ボウフラを餌にしている可能性もあります。

市内に50種類以上も確認されていることは、それだけ自然が豊かな証ともいえるでしょう。

稲城のセミ

今日は湿った空気の影響で蒸した1日でした。部屋の湿度も実際、70%ぐらいで推移しています。

 


本日紹介するパネルは稲城のセミです。パネルや標本で紹介されている限りでは、稲城市内にはアブラゼミ、ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシの5種類が生息しています。

梨の産地でもあり、小学生の頃の梨もぎでは、梨畑に数多くのアブラゼミがいたのも頷けます。この経験が高校生の時のハチ調査にも活かされるのです。そう…モンスズメバチです。このハチは幼虫の餌にセミを狩るので、セミの多様性の高さが生息に重要となっています。実際にモンスズメバチを初めて採集したのは1991年5月下旬です。

ですが、小学生の頃の梨もぎではアブラゼミ以外のセミを見たことがありません。下関帰省時にはクマゼミを数多く見た割には、アブラゼミはあまり見ませんでした。西日本ではクマゼミが多数派、東日本ではアブラゼミが多数派と言われていますが、近年は温暖化で東京近郊まで北上しているとされています。

しかしながら、クマゼミが確認されていないのは、植樹の関係もあるのでしょうか?温暖化だけとは言い切れないので、この先どうなっていくかはわかりませんが。

15年間の集大成

今日で米同時多発テロから20年になります。発生時刻は日本時間の21:45で、テレビのニュースで放映された航空機衝突後のビル炎上画面には衝撃を覚えました。

元から飛行機事故のニュースで飛行機恐怖症だったのが、それによって拍車がかかったのはいう間でもありません。そのため、「飛行機に乗るのは怖い」ということで、北海道や九州へはどんなに時間がかかっても必ず列車利用なのです。最も顕著な例は九州新幹線開通前、鹿児島まで新幹線と夜行特急乗り継ぎで11~12時間かかりました。飛行機だと羽田空港から鹿児島空港まで1時間40分ぐらいです。

 


図書館とつなぐ渡り廊下入り口にはアンケートや本等もおかれていました。

稲城のカブトムシ・クワガタムシのパネルはある意味、15年間の集大生といっても差し支えないです。教育委員会による作成が決まった際、写真提供や内容の指示、情報提供を行いました。

2003~2018年までの15年間、観察を続けた結果で、教育委員会に認められたのは嬉しい限りです。高校在学中はハチの調査が中心でしたが、部員の中にカブトムシやクワガタを調査する人がいなかったのです。

夜行性の虫なので部活動中に見つかるのは稀なことと、幼虫が土木の中にいるので外から見えず、継続して観察するのが難しいということがあげられます。

また、夏の樹液採集シーズンでも部員が部活動中に見つかられる機会は年2回のキャンプだけでした。

高校卒業後、10年経ってあるきっかけから採集、観察、飼育を再開しましたが、2004年にヒラタクワガタが12年ぶりに見つかるなどの成果がありました。

現在は区画整理事業等で雑木林が少なくなりました。2018年晩夏に近所でスジクワガタが見つかったことでメインフィールドが変わりましたが、これからは教育委員会を通じて子供たちに成果は引き継がれていくことでしょう。

今宵は…

今夜は蒸し暑かったので、虫が活動しているかもしれないと思い、夜間樹液採集に出撃しました。

 


ものの期待は見事に打ち砕かれました!!今年はシーズン初期から虫が少ないのです。

カシナガ被害拡大で農薬を撒いたとは考えにくく、仮に散布しても被害木中心に撒くでしょう。撒いた際に他の木にまで広がり、影響が出る可能性もあります。

ヤモリがいましたが、みごとな保護色ですねぇ…。

 


樹液が出ている木は多いのですが、アカアシオオアオカミキリ(左写真)とゴマ不カミキリ(右写真)がいたのみです。

時刻は21時を回っているのに、虫が全然いないとはどういうことでしょう…。先行採集者が根こそぎ採集した可能性もあります。もしかして乱獲が原因…?

 


別の木ではカナブンがいた程度です。都県境を越えて旧フィールドにも足を運びましたが、こちらも同様の状況でした。例年なら学校が夏休みに入る7月下旬から8月の旧盆までカブトムシが発生ピークに達しますが、ピーク時でも少なかったです。

旧盆も過ぎ、8月も下旬です。カブトムシがほとんど姿を消す時期ですが、今年は早い気もします。♀が9月上旬まで生き残っている場合もありますが、もい1頭の♀ぐらいは見つかるでしょうか…?

グリーンボランティア活動

今日は午前中、グリーンボランティア活動でした。新潟の友人にライトを預けるために送った後に集合場所へ向かいました。

作業前のミーティングではカシナガの脱出が報告されました。標本を実際に見ましたが、これがかなり小さいです。何せ、体長が5,6mmしかありません。

 


今回もカシナガ被害木への不織布巻きを行いました。対象木を確認すると木屑が出ていました。虫の穿孔によるもので、暑くなってきたのか活発になっているようです。

 


業者伐採木も木屑が出ていました。搬出のち焼却処分どころか結局は搬出困難との判断で放置され、乾燥の方針になったそうです。

 


何本かの対象木に3~4人かがりで不織布を巻きつけました。

 


別メンバーによる丸太片付けおよび階段整備で一部通行止めとなり、歩行者には尾根側への迂回のお願いがありました。

 


落ち葉囲いは腐葉土が搬出されていました。秋頃には草刈りで再び刈草が積まれることでしょう。

 


甘味休憩後に作業再開をしました。

 


対象木のうち1本はかなり上まで虫の穿孔による木屑が出ていました。想定外はありえるものですね…。

 


この後も数本対策を実施し、お昼前には終了しました。今回で対象木全て終了ということですが…秋に撤去してどれくらい虫が獲れているか検証になります。

 


本格的な夏が近付き、雑木林の緑がかなり濃くなってきました。樹液酒場を確認しようとしたところ、キマワリが歩いていたのを発見し、撮影しました。

集合場所に戻り、道具を片付けてから帰宅しました。

久しぶりの夜間樹液観察

今日は12日以来、10日ぶりに夜間樹液観察に行きました。20時15分ごろに家を出て…

 


最初のポイントではコクワガタの小型♂を見つけました。近所産では正真正銘、今季初のコクワガタとなりました。

 


都県境を越えて次のコナラ樹液ポイントへ。樹液を出しているコナラの木は多かったのですが、コクワガタは大型♂1頭だけの寂しい結果でした。まだ雨が少ないからでしょうか。ひと雨ほしいところです。27年前の1994年は空梅雨で乾燥気味のため、樹液が出にくかったと聞いています。

 


再び都県境を越えて旧フィールドへ。来季のフィールド再編後も残る区域で、都県境と接していることと、市街地化調整区域に含まれているためです。

こちらでは2箇所ともコクワガタ♂しかいませんでした。

最後にご神木へ寄りましたが、虫は1頭もいませんでした。すでに老木で樹勢が弱ってきているからでしょうか。どっちみち今季限りで撤退しますし、最後のシーズンぐらいは見守っていきたいものです。

この後は帰宅しましたが、カブトムシの発生も間近ですし、にぎやかになるのは月末からでしょうか。

6月12日活動報告

明日は週1の出社日です。6月後半になって梅雨らしくなりましたが、夜間樹液採集に行ける頻度はまだ少ないです。

12日は午前中、グリーンボランティア活動に参加しました。今回もナラ枯れ被害木への不織布巻きです。

 


被害木にて、不織布巻きの対象木を探しました。よく見ると木に小さな穴があり、脱出孔と見られます。虫自体が小さいので、穴も小さいですが。

 


3人かがりで木に不織布を巻きました。秋になったら撤去する予定ですが、うまく虫が絡まってくれるのでしょうか。

 


対象木…もとい被害木には根元に木屑が散らばっています。健全な木と被害木は木屑の有無で見分けられます。

 


2本目、3本目の木にも不織布を巻きました。

 


甘味休憩時に撮影しました、業者伐採もあり、木が少なくなっています。アズマネザサに関する説明があり、放置すると密生するだけでなく、3~4mの高さになることも書かれています。

 


甘味休憩の後、作業再開しました。ナナフシも見つけ、持ち帰って飼育することにしました。後に調べたらエダナナフシの様です。枝の様に細長いですね。海外種のコノハムシもナナフシの仲間ですが、植物防疫法での規制対象になっているため、許可無しで生きたまま輸入はできません(標本すなわち死に虫は問題無し)。

 


足元にはキイチゴの実がなっていました。食べられるようですが、勇気がないので写真だけにしておきました。

 


この日は5本の木に実施しました。お昼近くになったので作業終了しました。

 


広場へ戻る道中ではアジサイの花が咲いていました。土壌によって色が変わるようです。

 


落ち葉囲いの腐葉土がかなり減っています。西階段補修や林床への散布にも使ったようです。秋には草刈りなので、使用して減らさないと。刈った草や落ち葉が入りません。

解散時にカブトムシの♂を戴きました。今季初でしかも赤♂です。

落ち葉囲いの中から見つかったとのことなので、羽化して脱出する機会をうかがっていたのでしょう。落ち葉囲いにも♀が産卵していたことが証明されました。

解散後、お土産を手に帰宅しました。