代替活動日

昨日(12月2日)の午前中は代替活動日でした。先週(11月25日)が森木会総会・合同研修会だったためです。

 

枯れ木 枯れ木
この日の活動予定は倉庫そばの枯れ木伐倒および指定区域の草刈りでした。しかしながら、枯れ木伐倒は諸事情により中止となりました。

伐倒予定だったのは2本で、まずはエゴの木です。斜面に向かって生えているようで、牽引によるコントロールは難しそうです。

 

枯れ木
もう1本はウワズミザクラです。こちらはひこばえが生えており、萌芽更新が期待できます。伐倒時はひこばえを残す予定でした。

ナラ枯れの増加により、枯れ木を伐倒する機会が増えてきています。業者伐採か、班で可能かは線引きが難しそうです。ですが、枯れ木の伐倒には危険を伴うため、注意が必要です。かといって放置するといつかは自然に倒れ、人的被害が出ないとは限りません。

 

草刈り区域
今回の草刈り区域です。落ち葉囲いが遠いため、刈草は放置です。

 

草刈り区域 草刈り区域
落ち枝も多いため、時には片付けが必要です。草刈りは刈払機が中心ですが、そうでない人は鎌や刈り込み鋏で木の周囲とか刈り込みました。

ですが、写真では草に埋もれたのか落ち枝が分からないですねぇ。

 

草刈り区域
昼前に作業終了、機材を片付けて広場に戻りました。今回区域の草刈りはいつぶりだったでしょう。

来週は通常活動日です。

森木会総会&合同研修会

今日は森木会総会および合同研修会でした。午前中は総会で、総会終了後は昼食で一旦帰宅、午後は合同研修会でした。

合同研修会のテーマは「枯れ木の危険性の再認識」です。スライドショーでは事故事例も紹介されました。伐倒作業中に作業者が死亡する事故も発生しています。

ワークショップでは実際に外に出て枯れ木を見ながら危険性と処理方法の検討を行いました。

 

枯れ木 枯れ木 枯れ木
3班に分かれて枯れ木を見ました。雑木林では紅葉のち落葉が始まりつつあります。落葉が終わった後は見通しがよくなり、枯れ木が探しやすいため冬が材割採集に向いていると言われています。ただし、この方法は虫(特にクワガタムシなど)の産卵場および発生源をなくす恐れがあるため、ここ数年はやっていません。

 

キノコ キノコ キノコ
今回見た枯れ木はいずれもキノコが生えていました。セルロースを加水分解し、木材を腐朽させます。腐朽が進んだ木は脆く、やわらかくなり強風で倒れることすらあります。

 

枯れ木 枯れ木 枯れ木
頂上付近の枯れ木です。キノコは少なく、枯れてから年月も経っていない気がします。しかし、根元が虫食いに遭っていれば、倒れる危険性もあります。

カシナガによるナラ枯ればかりが注目されがちですが、カミキリムシによる食害も忘れてはいけません。特にシロスジカミキリやミヤマカミキリといった大型カミキリムシが生木に産卵、幼虫が材中を食い荒らした末に樹勢が弱まり、強風で倒れることもあります。

遷移の一環ともいえるでしょうか、研修を通じて枯れ木の危険性を再認識しました。

グリーンボランティア活動

今日も日差しがなく、12月並みの寒さでした。昨日(11日)はグリーンボランティア活動でしたのでその報告です。

9時30分毎に広場に集合、まずは年に1度の班総会です。同時に書類を班長に提出しました。25日の森木会総会および親睦会には参加します。

 

広場 広場
総会の後は広場の草刈りです。虫採りをする人のために11月までそのままにしていたそうです。かなり雑草が生い茂っています。

 

ヒガンバナ
石碑の裏側ではヒガンバナが葉を出していました。ヒガンバナが咲いているときは葉がなく、花が枯れた後から翌春まで葉がでています。この間に栄養分を球根に蓄えているそうです。

 

広場
草刈り作業が進み、すっきりしてきました。作業の大半は刈り払い機です。

 

落ち葉囲い
刈り取った草は落ち葉囲いへ運びました。のちに米糠を撒いて発酵させます。発酵後は堆肥となります。

 

蛙 広場
アマガエルが飛び出してきたので撮影しました。急に寒くなったから冬眠場所を探しに来たのでしょうか。この付近には水場がないので、都県境を越えてきたものと考えられます。

草刈りが終わり、広場はすっきりと見通しも良くなりました。

 

芋煮会
作業終了後はエコプラザセンターで芋煮会です。一旦家へ持ち寄り品を取りに戻り、参加しました。芋煮を美味しくいただきました。

他にはおにぎり、漬物、お菓子などをいただきました。談笑を交えて14時頃に終了、おひらきとなりました。

菊の花

3連休中日も夏日に迫るぐらいの季節外れの暖かさでした。11月になったので、花といえば…

 

キク キク キク キク キク キク キク キク
菊です。今年も同じ場所に咲いてくれました。菊は宿根草であり、多年草です。アサガオ等1年以内に花を咲かせて結実し、枯れてしまう草は「一年草」と呼ばれています。

それに対し、「多年草」は複数年にわたって花を咲かせ、生き続ける草をいいます。冬の間は地上部が枯れても春になればまた芽吹きます。

見つけたのは2020年11月ですから、もう3年も花を咲かせていることになります。冬に地上部が枯れた後、管理者が切り取っているのか見たことはないのですが、よく見ていなかっただけですね。年を経るごとに冬の被害を受けやすいときいたことがありますし、いつ切り取っているのかも定かではありません。

菊の寿命は3~4年といわれているので、来年も花を咲かせることはできるのでしょうか。見つけてから3年は経つので、何らかの方法で期間を延ばしている可能性もあるようですが。今冬から来春にかけて見守っていくことにします。

孟宗竹伐採

明日は出社日、そしてハロウィーンです。昨日(10月29日)は午後、多摩センターにあるグリーンライブセンター裏の孟宗竹伐採に行ってきました。

 

グリーンライブセンター
自転車で多摩センターまで20分ぐらいかかって到着。研修時と同じく裏の方に停め、職員に竹の伐採に来たことを伝えると作業場に案内してくれました。

 

竹林
伐倒作業前の竹林です。今回は2本だけなのでどれを切るか慎重に選ぶ必要があります。

 

伐倒作業
メンバーが集まり、市職員の立ち合いの下、いよいよ伐倒作業です。モウソウチク(孟宗竹)は幹が太く、1人でやろうとすると思わぬ方向に倒れる危険があります。そのため、伐倒前にロープをかける必要があります。

ロープをかけて準備し、根元から切断です。切断後は複数人でロープを引っ張り、引き倒しました。

 

切り株 切り枝
切り株(左写真)です。切った後の切り株はやがて枯れ、朽ちていきます。枝払いをし、2.1mの長さに切って班長の車に積み込みました。

 

伐倒作業 伐倒作業
2本目も伐倒し、同様の作業をしました。

 

竹林
伐倒後の竹林です。2本だけなのであまり変わらないですが…。初級講座で習ったことを活かす機会でした。

普段の作業エリアではマダケで幹が細く、背も低いので1人で伐倒は可能ですが、枝払いが必要なのは変わりありません。

作業は1時間もしないうちに終了、片付けの後に自主解散しました。

グリーンボランティア活動

今日は午前中、グリーンボランティア活動でした。本日の活動内容はさざんか広場中心です。

 

オオスズメバチ オオスズメバチ
広場近くのクヌギの樹液にはオオスズメバチが来ていました。時々は他のハチが来て樹液を分け合った後は飛んで行ったりと、仕事を分担しているようです。

 

作業準備
作業区域にはカラーコーンを設置し、草刈り開始です。

 

オブジェ
来る11月1日から「緑と道の美術館」が始まるため、その準備としてオブジェが置かれていました。どんな作品になるのでしょうか。

 

作業後 作業後
草刈り後は林床がすっきりしました。管理区域が広いので毎年同じ区域を草刈りできている訳ではなさそうです。

 

落ち葉囲い
刈り取った草は落ち葉囲いにいれ、米糠を散布しました。腐葉土になる頃には嵩が減っていることでしょう。

 

作業後
カシなど照葉樹が生えているところは下草があまりないです。常緑樹で一年中林床に日が差さないからでしょう。雑木林を放置して100年経つと照葉樹林に変わりますが、逆にいえば照葉樹林は草刈りしなくても林床がすっきりしていることになります。

 

オオスズメバチ
帰り際に撮影したオオスズメバチです。丸腰状態では怖くて近寄れないため、ズームを最大にして撮りました。

昼近くになったのでもみじ広場に戻り、機材の片付け、ハーブティーをいただいた後は自主解散しました。

ゴミムシダマシ

今日は通常出社日でした。来週は木・金の2日間が出社日となります。

 

サトユミアシゴミムシダマシ サトユミアシゴミムシダマシ
先日見かけたゴミムシダマシ類の種類が判明しました。当初はツヤケシオオゴミムシダマシだと思っていたのですが、サトユミアシゴミムシダマシであることが判明しました。

成虫の知名度があまり高くないのですが、幼虫は「ミールワーム」として知名度が高いです。幼虫はペットショップでよくペットの餌(主に爬虫類や鳥類)として売られることが多く、小麦ふすま等を餌に養殖されています。

しかしながら、幼虫はペットの餌として売られることが多い反面、穀物倉庫では害虫扱いとなっています。

夏のカブトムシ、クワガタ探しは勿論のこと、中秋までのコオロギ探しの際の夜間観察で朽木等を歩いているのを見かけるので、気になって撮影しました。

ですが、予報では週末から夜は本格的に冷え込む(21時時点で気温が10度台前半)ので、それ以降は日中観察となります。いよいよ明日で夜間観察は終了、日中観察へシフトすることになります(例年だと11月中旬でシーズン終了)。

グリーンボランティア活動

今日は午前中、グリーンボランティア活動でした。雲が多かったものの、次第に天気が一時回復し、作業後半は好天下となりました。雑木林の中だったので木陰でしたが。

 

雑木林 遊歩道
本日の作業内容は雑木林内の指定エリアでの草刈りおよび遊歩道の整備です。遊歩道は両側から雑草が生い茂り、道幅が狭まっているため、2m幅を確保します。

 

カブトムシ幼虫
前半の作業が終わり、休憩時に怪しいところを調べました。椅子の土台が朽ちており、起こしてみたところ…カブトムシの幼虫がいました。

元は伐倒木で作られており、キノコも生えています。脆くなっているところがあるため、調べてみたらビンゴでした。

容器の不足から3頭だけ持ち帰ることにしました。

 

シイタケ栽培場 雑木林
休憩終了後、作業再開です。シイタケ栽培場には刈払い機が入れないので、刈り込み鋏などによる手刈りです。お天道様が高くなるころには作業終了、林床がすっきりしました。

 

遊歩道
草刈りされて広くなった遊歩道。これで散策等の通行者が安全にすれ違えることでしょう。作業終了後は撤収して広場に戻り、使用した道具を物置等に片付けて自主解散しました。

灯火終了

明日は休暇を取得しました。8月の秋田遠征以来、2カ月ぶりです。折角の休暇ですから遠出せずゆっくり休むとしますか。9月後半は残業続きでしたし。

 

カブトムシ カブトムシ カブトムシ
21時近くとなり、灯火採集の終了時間が迫ってきました。東北遠征時は長くて23時ころまでやっていましたが、気温が高いためなのか先生の意向もあるので21時頃終了です。東北遠征時は山間部、稲城市内の場合は丘陵地なので一概に比較はできません。

まだ回収作業中なので近くの樹液でしばらく観察、撮影しました。カブトムシは相変わらずで樹液を吸い足りないのか結構長く居座っている感じです。大型個体が立ち去れば中、小型個体に順番が回ることになります。

 

アカアシオオアオカミキリ
アカアシオオアオカミキリも交尾していました。灯火トラップ、樹液酒場とどこでもやり放題の感じです。余命いくばくもないので子孫を残すのに必死だからでしょう。

 

カブトムシ アカアシオオアオカミキリ
21時過ぎに灯火採集は終了、片付けて撤収、上に上がりました。先生はまだ採集を続行、その間に樹液観察、撮影しました。

21時30分を過ぎてようやく終了、先生と別れて帰途につきました。

これにて7月の灯火最終報告は完結です。後日、HTMLにてシーズンの記録をまとめる予定です。

飛来した虫達

今日は10日ぶりのテレワーク業務、明日は通常出社日です。

 

灯火トラップ 灯火トラップ
先生が戻ってきたのは20時近くになってからでした。先生が獲物を回収する前に飛来した虫の写真を撮らせて貰うことにしました。回収作業と並行になりますが、作業の邪魔をしないように撮る必要があります。

 

灯火トラップ 灯火トラップ
アカアシオオアオカミキリが今回も多数飛来してきました。

 

灯火トラップ 灯火トラップ
コガネムシに混じって蝶も来ていました。夜間は寝ている時間なのになぜ!?と思うばかりです。ライトの光が強力なので太陽と勘違いしたのでしょうか。

一部のアカアシオオアオカミキリは交尾を始めていました。

 

灯火トラップ 灯火トラップ
コガネムシ類です。カブトムシやカナブンも同じコガネムシ科に入っていることになります。コガネムシはほとんどの種が小~中型で、大型種はカブトムシぐらいでしょう。ただし、アフリカではゴライアスオオツノハナムグリの様に大型種がいます。

 

灯火トラップ 灯火トラップ
アカアシオオアオカミキリの交尾を間近で撮影した他(左写真)、ミンミンゼミも来ていました。

 

灯火トラップ
ヒカゲチョウです。睡眠中のところを朝が来たと勘違いして飛来したようです。

ひととおり写真を撮り終えた後も先生は黙々と獲物を回収していきました。