青森産ミヤマクワガタ幼虫割出

緊急事態宣言が出て初めての花金です。いつもなら人事異動等による歓送迎会シーズンなのですが、新型コロナウイルスの影響で行われないことが多いです。特に金曜日は酔客とかが多いですが、通勤で利用している小田急線も朝の混雑率は120%程度です。

来週から順次テレワークが始まることになりましたが、夕方に新たな仕事依頼が来たときは「仕事キターーー!!」と心の中で喜んでしまいました(^-^;A

転職前の会社が臨時休業になっているので、これからテレワークが始まる中で仕事がいっぱいあるのはちょっと嬉しい気分です。

 


4日のLUMBERJACKレンタルBOX虫メンテでは青森産ミヤマクワガタの産卵セット割り出しをしました。

昨年9月の遠征時に♀を採集し、産卵セットしてから半年以上経過していました。

 


ケースをひっくり返すと…♀親はすでに死亡し、死骸は跡形もなくなっていました。土産み種の♀の標本が少ないのは、産卵を終えると土中でそのまま死んでしまうため、湿り気で死骸が損壊していることが多いからです。

半年以上も放置していたので、幼虫はマットにおらず、産卵木の中にいました。産卵木には直接産卵しないので、土中で孵化した幼虫が木に潜り込んだと考えられます。

ミヤマクワガタのブリードに黒土を使う人が多いのはそのためで、産卵木は柔らかめのものを入れるのが鉄則です。

結果は…3頭でした。産卵木をほぐして幼虫をプリンカップへ小分けしました。採集時期からして卵をかなり産み終えたのか分かりませんが、ボウズになるよりはましでしょう。

とりあえずは1か月程度はしのげますが、次回交換までに容器と餌マットを用意しなければなりません。