今日はグリーンボランティア講座でした。昼食はもちろん持参する必要があり、多分の例にもれずニセモノ駅弁としました。
季節外れの猛暑となる予報(梅雨はどこ行った?)が出ており、通常の弁当では傷むことが予想されていました。
そこで、日本最初の駅弁としました。明治18年に宇都宮駅で発売されたもので、握り飯2個とたくあんでした。握り飯は梅干し入りで表面はゴマ塩をまぶしています。当時のお金で5銭だったそうです。今のお金にすると500円ぐらいでしょうか。インフレ率が分かれば換算できるのですが。
梅干しが入っている=防腐対策と考えていいでしょう。海苔を巻いているのは、食べる時に崩れにくくするためでもあり、当時は筍の皮で巻いていましたが、入手できる筈はありません。たくあんは2切れで、メニューは超素朴なものでした。
130年以上も前の話で、冷蔵庫もクーラーもない時代です。昔の人は夏季を中心とした高温期に弁当の防腐対策として梅干しを利用していた筈で、ここはひとつ、昔の人の知恵にあやかりました。日の丸弁当もその一つです。
駅弁発祥には諸説はあるのですが、宇都宮駅が有力となっています。超素朴でシンプルですが、これにて“なんちゃって駅弁”は7品目となりました。
誰でも簡単に作れるので、寝坊してお弁当作る時間がない!という時にはお勧めです。